僕が女性と初めて経験したのは25歳の時ですから、かなり遅めの童貞卒業といっていいでしょう。
当時、僕は私大の大学院生で、法律家になるべく勉強していました。
女性と出会うチャンスがあまりないので、友達に頼んで、初めて「合コン」なるものに参加してみました。
あわよくば、そこで知り合った女性とそういう関係になって、童貞卒業したい、という下心をもって参加したわけです。
しかし、女性経験のない僕にとって、合コンはただひたすら居心地の悪い場でしかありませんでした。
それに、合コンにはお金もかかります。
勉強優先だった僕は思うようにバイトもできていませんでしたから、合コン代をねん出するのはけっこうきつかったんですよね。
そんな僕の人生が変わったきっかけは、渋谷の駅前で配っていたティッシュです。
それは出会い系サイト・ハッピーメールの宣伝ティッシュでした。
ハッピーメールのことは、すでに知ってました。
宣伝カーがバンバン通るからです。
けれど、利用してみようとは思ってませんでした。
それが、たまたま宣伝ティッシュを手にしたことで、「トライしてみようかな」という気になったんです。
で、とりあえず登録したんですが、日ごろの寝不足がたたって、その日はプロフを作成したところで、寝落ち。そのまま、放置しました。
学校が忙しかったからです。
そして、2日後、「そういえば」と思って、ログインしてみて、びっくり。
女子大生が「お気に入り」に入れてくれてたんです。
僕は大感激、さっそく彼女にメール。
数日、サイト内でやり取りしたあとで、会うことになりました
。合コンの時と違って、サイトでやり取りして、ある程度打ち解けた感じになってからのデートでしたから、すごくスムーズに会話できたし、楽しい時間を持てたと思います。
それで、4回目のデートの時に、彼女をホテルに誘ったんです。
緊張したけど、段階を踏んでのベッドインでしたから、はじめてにしてはわりと落ち着いてできたと思ってます。
体位も、前から後ろから横から、それに座った体勢も加えて、知ってるものをいろいろ試せました。なので、彼女は僕が童貞だったことに、まったく気づかなかったようです。
こうしてめでたく童貞卒業。
その彼女とは恋人関係になって、1年後にゴールイン。
さらに2年後に第一子が生まれて、今に至ります。
子どもができてからは嫁さんは子どもにかかりきり。
エッチの頻度も激減してます。
そのフラストレーション軽減のために、たまにハピメでセフレ募集して、適当に遊んでます。
街でもらったティッシュから童貞卒業し、その相手の女性と結婚、さらにセフレ募集開始というのが、これまでの僕の出会い系をめぐる歩みです。